当院のリウマチ治療

免疫抑制作用によってリウマチを治療するメトトレキサートや、関節破壊の抑制作用に優れる生物学的製剤などの登場により、炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を食い止めて関節が破壊されるのを防ぎ、患者さんの生活の質(QOL)を高める治療が行えるようになってきました。

最新のリウマチ治療では、リウマチの活動性をみながら、寛解(かんかい:病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽くなる、または見かけ上無くなった状態)を目標に治療します。どうしても寛解に至らないような場合でも、ある程度、炎症がコントロールできる状態に近づけるようにします。

通常、3ヶ月以内にリウマチが十分にコントロールできない場合は、薬を変更したり、あるいは追加したりすることによって、寛解やそれに近い状態を目指します。いったん治療によって寛解に入った後も、今度は寛解を維持することが大切です。寛解に入った途端にお薬を減らしたりすると、再発を招きかねませんので、必ず医師の指示に従ってください。

リウマチ治療の目標

  1. (1)症状の緩和
  2. (2)関節の破壊や変形の予防
  3. (3)破壊された関節の働きの再建
  4. (4)身体機能の保持
  5. (5)生活の質(QOL)の維持
  6. (6)寛解

基礎療法


基礎療法とは

生活習慣を改善することで、病気(リウマチ)をコントロールするのが基礎療法です。例えばリウマチによる炎症具合が強い、あるいは激しいといった際は、できるだけ安静に努めるようにします。具体的には、睡眠を十分にとる、だるさや疲れを感じたら、すぐに横たわるなど体を休めるようにしてください。ただ、痛みや腫れがそれほどでない場合は、負担のかからない程度に普段通りの生活を心がけるようにしてください。

なお普段の生活を送るうえで注意点はいくつかあります。まず関節を冷やさないように保温対策を怠らないようにしてください。とくに夏の季節は職場などで冷房の効いた部屋で過ごすことも多いかと思いますが、サポーターやブランケットなどを用いることで関節を冷えすぎないようにします。

食事については、これといった制限はありませんが骨の成分となるカルシウム、ビタミンD、ビタミンK2といった栄養素と炎症による血中の鉄分不足を補うべく鉄分を意識的に摂るようにします。なお、食の制限はないと言いましても体重が増えると膝の関節に負担がかかりますので、常に注意は払うようにしてください。

このほか、筋力が落ちることを防止するためにも関節に負担がかからない程度に運動するようにします。具体的にはプールでの水中歩行、散歩やウォーキングなどを行います。休養や安静も大事ですが、関節を使わずにいると可動領域が狭まったり、強張ったりするので、適度な体操や運動は症状が軽い場合はできる範囲で続けてください。また家事やデスクワークなどもできるだけ普段通りを意識しつつ、関節に無理が生じないように努めます。

薬物療法


薬物療法とは

リウマチの患者様に行う治療の中心は、これまでも現在も薬物療法です。ただこれまでの薬物療法は、ピラミッド型と呼ばれるものでした。これは病状が悪化していく度に副作用のリスクが強い薬を順次投与していくという方法で、痛みや炎症の症状を抑える非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)が第一の選択薬でした。その後、病状が悪化していった際に副作用の少ない方の抗リウマチ薬を投与し、それでも効果が見られない場合は副作用の効果が強い抗リウマチ薬やステロイド薬などを投与するという方法でした。

その後研究などが進み、このようなピラミッド型の薬物療法よりも最初から効き目の強い薬を投与した方が関節破壊を招くリスクが減らせるということが判明し、現在は逆ピラミッド型の薬物療法となっています。つまり、初めから副作用の強い抗リウマチ薬(メトトレキサート)を投与して関節破壊を抑え、徐々に副作用の少ない薬にステップダウンしていくというものです。

ステップダウン型の投与方法ですが、最初の3ヵ月で効果が現れたら免疫調整薬に替えてさらに3ヵ月投与し、その薬でも効果が現れたら、次の3ヵ月は副作用の少ない免疫調整薬に替えて服用していくというものです。なお最初の3ヵ月で効果が現れない場合は、さらに3ヵ月メトトレキサートを続けるか、生物学的製剤(化学合成薬剤ではなく、たんぱく質を応用して作られた治療薬で炎症を起こす様々な物質の反応を遮断する)もしくは他の抗リウマチ薬を服用します。

このような薬物療法を行っても関節の破壊が進むという場合は、手術療法となります。また、薬物療法のみで関節を動かさないでいると可動領域が狭まったり、強張ったりすることから、薬物療法と併行してリハビリテーションも行うようにします。

リウマチ科

クリニックのご案内

そがリウマチ・整形外科

診療内容
整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
TEL
043-312-3020
住所
千葉市中央区南町2-15-15 KS・HOYOビル2階
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当院ビル前、タイムズ、ナビパーク、パラカです。
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