腰の痛み

急性腰痛症(ぎっくり腰)

急性腰痛症(ぎっくり腰)は、急に腰に激痛が走る症状です。原因も無く急に発症してひどく痛むにもかかわらず、大抵は自然に治ってしまうものです。布団や物を持ち上げるとき、顔を洗うとき、靴下を履くとき、背伸びをした瞬間、急にスポーツをしたときなどに、その場にうずくまってしまうほどの激痛が走りますが、多くは原因がわかりません。しかし、ほとんどは時の経過と共に改善していきます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰の一部の椎間板(骨と骨の間にある円形の軟骨組織)が本来の位置から飛び出して神経を圧迫している状態です。腰や臀部が痛み、また下肢に痺れや痛みが放散したり、足に力が入りづらくなったりします。背骨が横に曲がることもあります(疼痛性側弯)。ヘルニアは一般に、悪い姿勢での動作・作業、喫煙などで起こりやすくなると言われています。

変形性腰椎症

変形性腰椎症とは、腰椎(腰の骨)と腰椎の間にある椎間板(骨と骨の間にある円形の軟骨組織)や靭帯が変化し、腰椎が変形して腰痛が起こる疾患です。この腰痛は動作時に強く、動き出すと軽くなる傾向があります。老化(加齢)が主な原因で、重労働や激しいスポーツを繰り返していると悪化しやすいと言われます。変形が進むと、脊柱管まで変形したり、腰が曲がったような姿勢になったりすることもあります。

骨粗しょう症

老化やカルシウム不足、運動不足、喫煙や飲酒、閉経による女性ホルモンの減少などが原因となって骨量が減少し、鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、もろくなる疾患です。骨粗しょう症になると、わずかな衝撃でも骨折をきたしやすくなり、「骨折リスク」が高くなってしまいます。そして足の付け根の骨(大腿骨近位部)を骨折したりすると、体を支える働きが損なわれてしまい、要介護状態にも至りかねません。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

腰部の脊柱管が何らかの原因で狭くなり、その中を通っている神経が圧迫されることによって様々な症状を招く状態です。一番特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す歩き方(間歇跛行)です。静かにしているとほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、太ももや膝から下に痺れや痛みが生じ、歩きづらくなります。しかし、前かがみになったり、腰掛けたりしていると症状は軽くなります。

腰椎分離・すべり症

腰椎の分離とは、腰椎の関節を構成している付近の骨が切れてしまった状態を言います。特に成長期にあるスポーツ選手に多く見られる障害で、繰り返しの負荷による腰椎の疲労骨折が原因と考えられています。症状としては、腰を後ろへ反らせた時の腰の痛みなどがあります。分離症は10代で起こりますが、それが原因となってその後次第にすべり症(椎体が前方にずれてくる)へと進行していく場合があります。

坐骨神経痛

腰から爪先まで伸びている「坐骨神経」という末梢神経が様々な原因で圧迫・刺激されることによって現れる、電気が走ったような痛みや、ビリビリとする痺れ、強く張っている感じなどの症状のことです。多くは腰痛に引き続いて発症し、やがて臀部や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みや痺れ、麻痺が広がり、時には歩行障害を伴うケースもあります。

クリニックのご案内

そがリウマチ・整形外科

診療内容
整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
TEL
043-312-3020
リハビリ直通TEL
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千葉市中央区南町2-15-15 KS・HOYOビル2階
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